ついてくるポスターがいつもいいなと思っています。
これなんか、とてもわかり易いですね。
http://dl.med.or.jp/dl-med/people/plaza/398.pdf
子どもにも、便秘ってあります。
小さい子は、うんちすることが痛くて嫌なことだと間違って
覚えてしまうと厄介です。
排便をガマンして、やっと出たらかたーい便で、お尻が
切れちゃったりして、嫌だからまたガマンするようになる…
という悪循環になることがあります。
私達の腸の最後の部分は、空っぽでいるのが正常です。
そこに便が存在していることに慣れちゃうと、
よっぽど溜まってから出る、しかも少量ずつというように
なっちゃうんです。だから中段のところにあるように
「ほうっておいてはいけません」。
私が以前に診たあるお子さんは、お母さんの訴えが謎でした。
「この子、下痢なんです。あ、でも便秘なのかしら
硬いんだけどドロドロのうんちが出るんです。」???
よくわからないけれど便性を見ることが大事なので
浣腸しましょうということにしました。
確か4-5歳。
そしたら、肛門近くにうんちがあって浣腸が入りません。
ナースに摘便をしてもらったら、こんな小さい子にこんな
ものが?というくらい物凄く大きい糞塊が出ました。
緩い便がその糞塊を回りこんで漏れ出ていたのでした。
そこまでにならなくても、日々の習慣は大事。
下段の早寝早起きが大事なのはトイレでゆっくり座っている
時間がほしいからです。夕方出る習慣なら、別にそれでも
構いません。
食物繊維が大事ですが、子どもはなかなか野菜の量を増やす
のが難しいです。オヤツにお菓子ではなくて果物をあげて
繊維を摂りましょう。
それから明言してあって、おおーと思ったのが、便秘薬や
浣腸がクセになりませんってこと。これ、よく聞かれます。
日本医師会が言っているので、みんなに知ってほしい。
私が一緒に働いていた小児外科の先生も「クセになった子
なんて診たことない。」と言ってました。内服しないと、
あるいは浣腸をやらないと出なくなったりはしません。
便秘をクセにしない方が大事。
その他にも小児科領域だけでなく、健康ぷらざには
広く知っててほしいことがpdfになってます。
よかったらちょっと、のぞいて見て興味があるのは
pdfを開いてみませんか?