2匹の犬のステキな話を読みました。写真がメインのフォトブックです。
甲斐犬って、天才!志村どうぶつ園に出てくるあの子ね!と思いました。桃子ちゃんは
未熟児だったそう。その後、元気に大きくなります。先にいたももちゃんと、後から来た仁。
じんは、耳が聴こえない。
黒い柴犬に似たじん君がすくすく大きくなるのも可愛いし、ももちゃんとの生活も
微笑ましい。犬はこうやって子供の躾をするんだなとわかります。耳が聴こえないとお作法が
なかなかわからないんですね。ももちゃんが教える様子が興味深い。
じん君は、山寺の本堂辺りに居た野犬。日本でもまだ、野犬がいることを知りました。
連れて行かれて殺処分されてしまいかねない。狂犬病を移して回ることがあるから危険
なんですね。元は人間が悪いのに。それから交通事故の危険もあります。むらかみさんに保護
されてよかった。私が子供の頃にはもっと野良犬をよく見かけたし、学校の中に入ってきて
児童大騒ぎということもあったな。今はとても減ったように思います。ボランティアの方の
活動や保健所の啓蒙のおかげなのか。
うちのココアは、ペットショップでponちゃんが一目惚れして、家に来ることになったんだけど
次にbeeちゃんがほしがってる猫を飼う時には、保護された子に会いに行こうと言っています。
ココアの頃には、保護された犬・猫と飼いたい人をマッチングするボランティアがあるという
ことも知らなかったのです。beeちゃんが大きくなったら一緒に地元のそういうボランティア
に入りたいねと言っています。
ももとじんが、楽しそうに一緒にいる写真を見たり、「桃子と仁は、一緒に見張りをし、
一緒に寝そべり、一緒に歩き、一緒に食べ、一緒に眠る。」なんて読んでいると動物と暮らす
というのはステキなことだなと思います。もちろん大変なこともあるけれど。ココアがいて
くれて私たちは楽しい。これが複数の犬・猫だったらもっと楽しいのかもしれない。
たぶん、ゼロから1匹を飼うよりは、1匹が2匹になるのはそんなに大変じゃない。
「本書の売上の一部を動物保護団体に寄付し、保護活動に役立てていただきます。」と
巻末にあります。今は飼えないけれど、なにか動物のためにしたいなという方は、「ももと
じん」を読んでホッコリしながら間接的な寄付をするというのはいかがですか?