先日、アピタルでこういう記事を書いたんですけどタイトルには気を使いました。
担当編集さんは「ワクチンを受けて防ぎましょう」的なタイトルがいいのではと言ってくれたんだけど、今は麻疹ワクチンも麻疹風疹ワクチン(MRワクチン)も手に入りにくいんですね。
「どこに電話しても受けられないのに受けましょうって言われても…」って読んだ人が困るといけないので、「はしかってどういう病気?」というタイトルになりました。
そして、その記事でも書いたんだけどMRワクチンを受けたい、子どもに受けさせたいと思っているのに受けられなかったら、それはワクチンの偏在ではなくて足りないんです。
私の勤務先でも、アルバイト先でもMRワクチンの問い合わせが多くて、入荷次第ホームページなどでご案内です。本当は、国がワクチンを緊急輸入すればいいのに。
ポリオの流行時期はもっと大規模な被害があったので、国は緊急輸入しました。
現在、ポリオの患者さんを目にする機会はほぼありません。
我が国におけるポリオの発生は、明治以来相当数の発生があったようであるが、患者数としてとらえられるようになったのは終戦後からである。昭和35年には大流行があり、全国で6,500人に達する患者が報告された。このときには我が国では生ワクチンが製品として認可されておらず、昭和36年カナダおよび旧ソ連からポリオ生ワクチンが緊急輸入され、1,300万人の小児に一斉投与が行われた。同年より患者数は激減し、3年後には100人を下回った。
この時の英断が功を奏したんです。
そういう訳で、MMRワクチンをクリニックで個人輸入しているナビタスクリニックに受けに行きました。
ナビタスクリニック新宿はNEWoManの7階。
とてもキレイなクリニック。駅から直通でとても便利。立川や川崎、東中野にもあります。
MMRというのは麻疹Measles、風疹Rubella、おたふく風邪Mumpsが混合されている。
私は職業柄年に一回、抗体の検査をするんですが(+)、(−)しかわからないので、受けたいなと思っていました。抗体価が下がっていたら感染症をもらっちゃいます。抗体価が実際にどのくらい下がっているかを確認しないでも、ワクチンを打つ時に問題になりません。
十分に抗体かがある人に打ったとしても、より確実に感染症を防げるだけ。
予防接種後5〜10日後に発疹や発熱、耳下腺の腫れがおこることがあります。
生ワクチンだから打って2〜4週間で抗体ができます。
ナビタスクリニックでは9080円、医療機関によって値段は多少違います。
MRでなくMMRにしたのは、初夏からずーっと小児ではおたふく風邪の患者さんが途切れずいるから。私は一回、Mumps抗体(-)となっていてその後にワクチンを受けたのが大学生の時だから、念のためMMRにしました。それと、ナビタスクリニックの久住先生がツイッターでMMRがたくさん入荷しましたよって言っていたからです。
MMR 麻しん風しんおたふく混合ワクチン、新宿・川崎・立川のナビタスクリニックに在庫あります!
— 久住 英二 (@KusumiEiji) 2016年9月28日
MR 麻しん風しん混合ワクチンと同額で提供してますので、おたふくワクチン分、おトクです。 pic.twitter.com/ftWf0P9beI
クレジットカードも使える。
キレイな待合室。
濱木先生に診ていただきました。
トラベルメディシンを扱っている医療機関はもともとMMRワクチンを置いているところが多いです。近所の小児科や内科が軒並み置いていなくて困ってる方は「トラベルメディシン」、「トラベルメディスン」、「渡航医学」などで検索してみてください。