こないだメタモル出版のページでやっているコラムは、とても好評をいただきました。
長いというか、字数が多かったんだけど、たぶん皆さんブックマークしておいて困った時にゆっくり読もうと思ってくれたんじゃないかな。
今日はその続き。そこに載せなかったものをご紹介します。
厚生労働省研究班による食物アレルギー診療の手引き2014
http://foodallergy.jp/manual2014.pdf
専門家向けのものですが、日本のアレルギーについて乳幼児期からどんなものが多いのかとかどういう症状が出てくるか、どうやって診断されていくのかなど、興味のあるところだけ見るのもいいですね。アレルギーについても巷のサイトには変な説が多いです。
日本小児アレルギー学会
食物アレルギーによるアナフィラキシー学校対応マニュアル小・中学校編
日本小児アレルギー学会 - 食物アレルギーによるアナフィラキシー学校対応マニュアル
食物アレルギーとは、発症機序、原因、予防と治療法について詳しくわかります。どういうものがアレルギーの症状なのか、判断が難しいことがありますね。アナフィラキシーショックは、頻度は少ないけれど起こってしまったら命に関わります。学童に接する人には、ぜひ一回読んでもらいたいです。
独立行政法人環境再生保全機構 食物アレルギーの子どものためのレシピ集
アレルギーのために除去食を作るのは大変ですね。いつも同じようなメニューになりませんか?安全でおいしく、子どもが喜ぶ食事やおやつの作り方が載っています。
これとってもいいです。「きほんのき」で紹介したサイトを実際見てもらった人はご存知のように官庁が作るものは読みにくいし、いかにも予算がかかっていない手作り感のあるものなんです。コンテンツが良くてもキャッチーじゃないと感じる人は多いと思うんだけど、これは可愛い。そして、読みやすい。
喘息ってなに?という基本的なこと、どのように診断されるか、どういう治療法があるか、悪化因子への対応、災害時への備えなどがわかり、大人の気管支喘息についても学べます。
アトピー性皮膚炎の標準治療 ていねいなスキンケアと正しい薬物治療できれいな肌を取り戻そう
これもとても可愛くて読みやすいページ。スキンケア(きれいで潤いのある皮膚を保つ)、薬物治療(皮膚の炎症を抑える)、環境整備(悪化因子を見つけ可能な限り排除する)ということについて教えてくれます。
おねしょ卒業!プロジェクト委員会 保護者・おこさま向けサイト
どうしておねしょしてしまうのか、いつごろどのように治療を始めたらいいのか、どういう治療をするのかなど載っています。
日本小児科学会国際部というのがあるんですけど、渡航する小児、海外在住の小児のために役立つことが書いてあります。オンラインで医療相談もできます。
きほんのき第4回にも書いたんだけど、ネットで検索をしようと思ってキーワードを入れても上位に出てくるのは、信頼性が高いものではないんです。
「これ本当なの?」という情報の真偽を確かめたり、他のサイトを当たったりするのは大変。だいたい困っている時に調べるので、初めから信頼できるサイトを見た方がいいんです。ぜひ、参考にしてください。
なぜ、上位に出てくる順に見てはいけないか↓はこちら。
2017.1.14追記
こちらもいいですよ。日本小児神経学会ホームページのQ&A