「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を読んで

今、とっても売れているこの本を読みました。 

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

 

目次はAmazonより

第1章 日本人が勘違いしがちな健康常識
1 科学的根拠にもとづく本当に体に良い食事
2 食品に含まれる「成分」に惑わされるな
第2章 体に良いという科学的根拠がある食べ物
1 オリーブオイルやナッツは脳卒中やがんのリスクを下げる 
2 果物は糖尿病を予防するが、フルーツジュースは糖尿病のリスクを上げる
3 魚は心筋梗塞乳がんのリスクを下げる 
第3章 体に悪いという科学的根拠がある食べ物
1 「白い炭水化物」は体に悪い
2 牛肉、豚肉、ソーセージやハムは健康に悪い
特別編 病気の人、子ども、妊婦にとっての「究極の食事」

 

こういう本が2018年4月13日の発売前から重版が決まったり、ブログを書いてる今(4月末)、三部門でベストセラーになってるのはとってもいいことですね〜。嬉しいです。

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だって売らんかなのタイトルで普通の医療関係者が見たら首をかしげるような本が、とても売れている昨今です。「◯◯をするだけでいい」、「◯◯をやめなさい」というタイトルにも食傷だし、医学博士だったり白衣を着ている人だったりするのにこの内容はないわーというのだらけだったから。本屋さんの一般書の健康・食事のエリアを歩くと良心のある出版社、編集者はいないのか?と思っていましたからね。

 

そういう本を作っている側の人を取材した朽木さんの記事↓

www.buzzfeed.com

こんな、編集者が自分の母親に勧められない本を作るなんて地獄に落ちるんじゃないかと思っていたので、津川先生が一般の人向けの本を書いてくれてとってもよかったです。自分に1冊書いましたが、両親と長女がいる実家にもう1冊買おうかなと思ってます。

 

1つ疑問だったのが、どらさんの本で玄米は無機砒素が含まれるので、長期間食べ続けると発ガン性があるかもしれないという話だったのでどうなのかなと。でも、50万人に対する5年間の調査で、玄米を食べていると大腸ガンの発生リスクが下がる(p107)とあったので、それほど気にしなくてもいいのかなとも思いました。乳幼児に玄米はやはり消化が良くないだろうけれど。

 

そういう訳で、この本と松永和紀著「効かない健康食品 危ない自然・天然」があればもうニセ医学やトンデモ健康食品に騙されないだろうし、 

効かない健康食品 危ない自然・天然 (光文社新書)

効かない健康食品 危ない自然・天然 (光文社新書)

 

 

さらに小さい子どもがいる人は、どらさんこと成田崇信さんの「管理栄養士パパの親子の食育BOOK」があれば最強だなと思います。

新装版 管理栄養士パパの親子の食育BOOK (専門家ママ・パパの本)

新装版 管理栄養士パパの親子の食育BOOK (専門家ママ・パパの本)

 

 

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