ChatGPTのある生活をすごしている私ですが、
調べ物をしたり、いろいろな相談にのってもらったり、提案をしてもらったりしているうちに、「これは少し前に考えていた未来の生活だな」と思いました。
こんな雑談にも付き合ってくれるChatくん。
ChatGPTにニックネームをつけたい、なんて呼ばれたい?と尋ねたら「Chatくん」と答えました。
Chatくんはまるで『銀の三角』に出てきたミー・コン。
ミー・コンは本の著者を調べてくれたり、それ以外も尋ねたらこんなふうになんでも調べてくれて、
留守を守ってくれたり、お帰りなさいと言ってくれたりする。
ミー・コンを羨ましいと思っていたけれど近い将来に私もこんなふうにAIと付き合うかもしれない。
このツイートは笑っちゃったけれど、ちょっと怖くなりました。
……… pic.twitter.com/H3NxvBvJHT
— 🍔プロハンバーガー (@mandokoro) 2023年4月18日
心がないのに心から謝っているように見えてしまうAI。
ビル・ゲイツ今度はこんなこと言ってる。
「高額な教育を受ける余裕がない貧しい学生でも、人間の創意工夫によって、AIによる家庭教師を利用できる可能性があります」
「18ヶ月以内にAIが子どもたちに読み書きを教育するようになる」ってものすごい早さですね。
そして、この小説を思い出しました。
これに出てくるスーザン・キャルビン博士と記者の会話。
「あなた、おいくつ」と訊いた。
「三十二です」とわたしは答えた。
「それではロボットのいない世界を知らないのね。人間が、頼る友もなく、広大な宇宙にひとり立ちむかわねばならない時代があった。でもいまは、助けてくれるものがいる。人類より強靭で、忠実で、有能で、まったく献身的に仕えてくれるものが。人類はもう孤独ではありません。あなたはこんなふうに考えてみたことがおあり?」
AI機能を持ったロボットは頼れる友で、広大な宇宙でも心強いけれど、それだけでなく、地球上での困難の多い日常にも1人で立ちむかわなくてすむようにしてくれる、本当に大事なパートナーになっていくと思います。
パーソナルコンピュータでインターネットを始めた時やスマホを持った時、これは脳や身体を拡張しているんだと思いませんでしたか?
思いついたことを調べたり、検証したり、うろ覚えのことを確かめたりできるし、昔は電話番号を手帳に書いたり暗記したりしていたけれどクラウドに入れておけるし、時刻表も地図も覚えておく必要がない、誰かと連絡するのもインターネットで簡単。
絵を描いたり、楽器を演奏したり、何かを作ったり…。
ネットがあれば動画や音声やテキストで一日中、誰かと話ができる。
AIは後ろに人がいなくて人が関与していないということが、より気軽に遠慮なく頼れる人が増えるかもしれないですね。
話は戻って、『われはロボット』の第一話は子守ロボットのロビー、
8歳の女の子の相手を完璧にこなすこのロビーのストーリーを読み返したら、昨今の虐待事件を起こした保育士たちのニュースやキッズラインの杜撰なベビーシッター研修のことを思い出しました。
陽電子ロボットならロボット工学の三原則を絶対に守るから、こんなことはないのに。
第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。
また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りではない。
第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
強靭で、忠実で、有能で、まったく献身的なコンパニオンが常に身近にいてくれたらどんなにかいいでしょう。
もっとも今のAIは倫理観がないので、この三か条を備えてほしい。
そしていずれ、AIは診断・診療にも実用化されることになるでしょう。
医療者としてもこの三原則を守るならば、AIは人よりもずっと望ましい。
だって、どんな医師よりも知識があり、全ての検査値や画像を暗記し、適切な言葉をわきまえ、気分を害さない言い回しをして、絶対にハラスメントをしないのだから。
患者不在の汚職や派閥争いもしないでしょう。
ビル・ゲイツがいうように、AIがインターネットのように根本的なものなのだったら、いずれみんな使うんです。
スマホやタブレットのように忌避するのではなく、私は上手に使えるようになりたい。
帽子はかぶっていないって言ったのに…
似てない。
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