月経はわずらわしいですね。なんで、毎月毎月来るんだろう?と思っている人はきっと多いはず。
医療関係者は、少なからずコントロールしている。
だからこの記事は↓そうそう!と思いました。
私はNICU時代にピルを使ってました。結構、ピルを飲んでいる看護師さんが多くて話を聞いて敷居が下がりました。月経が軽くなってイライラがなくなったし(個人差があります)、いつやってくるかが予想できるのがいいですね。当直を避けるように調節したりして。
(普通の小児科当直も辛いけど、NICU当直はトイレにも行きづらいことがあるので。)
40歳を超えるとピルは飲めないから今は、ミレーナです。そういうものがあること自体、知らなかったのでFacebookで友人の産婦人科の先生が自分で使っていると知り調べてみました。
宋先生の記事↑にも出てきますね。良さそう!と思い、産婦人科クリニックに行ってきました。
簡単に言うと、子宮内膜を黄体ホルモンで薄くして月経量を減らし、月経過多や月経前症候群を改善し、避妊もできるというものです。ピルのように毎日飲む薬じゃないので、忘れません。
半年から2年経つ間に全く月経が来なくなることもあるらしい。
詳しくはサイトを読んでくださいね。
こないだ熊本・大分の地震の際に、生理用ナプキンの支援を!と話題になっていましたね。
Twitterでこういう被災時にピルも手に入りにくくなって困っている人が多いはずとか、ミレーナのようなものを使っていたら避難生活も困難が減ったのにとかという話があり、本当にそうだなと思って見ていたら、そういう話をする産婦人科医に対してものすごく批判的な人がいて驚きました。
あまり根拠のない感情論が多かったように思いますが、根拠を言う人の要旨は「月経は女性の健康のバロメーターであって月経によって経血量や周期のみだれ、月経痛などから思わぬ病気がみつかることもあるのだから人工的にそれをどうこうするものではない」ということでしょう。
あのー、相手は産婦人科医ですよ?私たち詳しくない人が思いつくような病気はもちろん、
知らない病気もちゃんと診てくれてます。無理して使う必要はないけれど、興味のある人はまず、相談だけしに行ってもいいんじゃないかな。信頼できる婦人科の先生を持つととても安心。
ミレーナの適応があるかどうかはまず、問診とエコーで調べてもらいました。
子宮筋腫の位置によっては入れられないし、子宮・卵巣の形態学的にわかる異常がないかどうかわかりますね。
同時にHPVに感染しているかどうかも調べてもらい、ミレーナ使用中は定期的に通うので、病気の早期発見につながります。
現代女性は明治時代の多産女性と比較して、経験する月経の回数が5−10倍であり、子宮内膜症は10人に1人が経験します。子宮内膜症はひどい月経困難を起こすだけでなく、妊孕性(にんようせい)の低下つまり、妊娠しにくくなり不妊症の原因になるし、卵巣に子宮内膜症が起ると卵巣がんのリスクが上がります。詳しくは江夏先生の記事をご覧ください。
Vol.098 低用量ピルとHPVワクチンから考える「女性の権利」と「女性医学 | MRIC
血圧や血糖値は薬でコントロールするんだから、月経だけなすがままでいる必要はないですね。
江夏先生の↑メールマガジンによるとドイツ、オランダ、フランスではピルの使用は40-50%、アメリカは20%に比べて、日本は3%だそう。高齢男性産婦人科医が「ピルやIUS(ミレーナ等)を使うと風紀が乱れる」と言うのを読んだことがありますが、世界でも有数の中絶大国の日本が何を言うか???女性の体にとっても倫理的にもピルやIUSの方がずっと優しい。
どこの産婦人科でも取り扱いがあるはずだし、ぜひ月経で悩んでいる方は相談してみてください。
私は江夏先生のところにかかりました。説明がとってもわかりやすかった!お薦め。
こんなに詳しく目の前で説明してもらって感激します。