お正月休みに「博物館 網走監獄」に行ってきました。年中無休なんです。
ponちゃんと門番(人形)。お掃除をしている五寸釘寅吉はいませんでした。門松があるからなのか。
順路に従って、正門をくぐると庁舎。「北海道はゴールデンカムイを応援しています。」コーナー、白石のAR画像を手に入れられます。野田サトル先生の色紙もあった。
このホームページ、とても見やすくていいです。各国語でも見られる。私達が見学している時にも、展示物の解説を中国語、英語でかけている人がいました。
この博物館は、移築された文化財や当時使っていたものを収めている資料館、再現された建物を広い敷地の中、歩いていきます。
道東の雪はサラサラで、解けて固まったりしたら滑るのかもしれないけれど、寒すぎて解けない。私の街なかを歩くブーツでも大丈夫でした。でも流石にスニーカーやヒールで歩く人は誰もいなかった。これはリスかウサギらしき足跡。シカもいるらしい。
監獄歴史館。厳しい環境の中、酷い扱いを受けていた受刑者達。移動はこんな感じで、作業をする時には鉄丸という重しを足につけたれたり、2人で一組として鎖で繋がれていたそう。目立ちやすく、染料が手に入りやすく、安いからこの色だったようだけど、受刑者の服はオレンジ・イズ・ニュー・ブラック。襟元に一人一人、番号が縫い付けてあるんだけど、「ゴールデンカムイ」に出てくるように「第◯號」というのと「庚申◯◯」など暦が書いてあるものがありました。あれは年齢?入所した年?
重要文化財 舎房及び中央見張所、有名な五翼放射状平屋舎房。第1〜3は雑居房、第4が独房で、第5は独房と雑居房なんですね。だからのっぺらぼうは第4〜5の中で移動させられていたんじゃないかな。
雑居房は木の扉。この小さな小さな鉄格子ののぞき窓に、毎日味噌汁をかけて錆びさせて脱獄したのが白石由竹のモデルになった白鳥由栄。本当に小さい窓なので、ここを通ったの?と不思議だった。博物館では白鳥氏の録音した音声が聞けます。
鶴見中尉たちの襲撃に遭った中央見張り。
その中をズンズン通り抜けるbeeちゃん。私は「うわー!ここで湯呑が割れて…」などと考えていました。
独居房の扉は鉄。奥の方、天井近くに褌一つで脱獄を試みる人形が見えます。
ドキッとする受刑者の人形。
この布団の下から杉元と白石は逃げる。
ヒートテックを着てさえ寒い、極寒の網走。当時はこのようにストーブがあったらしいけれど、今よりずっとずっと寒かったはず。
教誨堂。
入れます。靴底についた雪が落ちても解けない寒さ。
この扉は開けられません。都丹庵士がここで!と思った。
寒い寒いと書いたけれど、屋外を巡る博物館なので、本当に寒い。最大限の防寒をして挑みましょう。この日は最高気温がマイナス2度、最低気温がマイナス9度。下着はヒートテック、ユニクロの防風ウォームイージーパンツ、ダウンジャケット。使い捨てカイロをお腹には貼ったけれど、足先にもカイロを貼るべきなのはこの日だった。beeちゃんは絶対にコートのファスナーを閉めなかったんだけれど、若さ?私は3時間歩いていたら、口唇ヘルペスができてしまいました。コートのフード、フードに付いているファーは装飾ではなく実用品だと実感した旅行でした。
庁舎の中であったかいものを飲みながら軽食を食べられます。「オホーツクはOK!」「オホーツクはHOT!」
オホーツクール!HOTでクールなオホーツク、オススメです。
監獄食堂は1月4日までお休みとのことで行けなかった。また、夏に訪れたいです。職員官舎を見逃してしまったし。
庁舎で網走監獄関連の本をたくさん売っていたけれど、金カムはなぜかこの3冊だった。
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