ChatGPTが話題ですね。
ビル・ゲイツがこう言ったそうです。
AIの進化は、マイクロプロセッサーやパーソナルコンピューター、インターネット、携帯電話の誕生と同じくらい根本的なものだ。AIは仕事や学習、旅行、健康管理、コミュニケーションの在り方を変える。産業界全体がこの技術を中心に方向転換することになるだろう。ビジネスは、企業がいかにうまくAIを活用するかにかかっている
パソコンやインターネット、スマートフォンと同じくらい根本的な技術だったら、遅かれ早かれ私たちは使うのです。
今まで、私の周囲のイノベーターやアーリーアダプターがChatGPTでいろいろやっているのを羨ましく見ていましたが、やってみることにしました。
URLなどを友達に教えてもらったのが小児科学会の真っ最中だったので、講演を聞きながら「昼食後の眠気に勝つ方法は?」とか、「灰色乳児症候群について教えて」などと尋ねると4.0はポツリポツリと、3.5はよどみなく答えてくれました。
ただ、嘘もしれっと言う。
これはGPT-4。
これは3.5。前者2つはたしかに大滝詠一さんのアルバムだけど、「鏡の中ジャンヌ・ダルク」は違います。
あまりにしれっとしているので、本当かな?とググってしまった。
大瀧詠一のLONG VACATIONなどの有名なジャケットを描いているのは、本当は永井博さん。
友達がChatGPTは固有名詞には弱いと言っていました。
ponちゃんが「ChatGPTにお兄さんとして励ましてもらいながら採血する話があったよ」と教えてくれたので楽しく読みました。
この話の第二話で「AIって全員人間を滅ぼしたいと思ってると思ってた」というところが特に面白かったな。
人が創造したものが、やがて人を攻撃して滅ぼすのではないかという不安感を「フランケンシュタイン・コンプレックス」と名付けたのはアイザック・アシモフ。
1940年代のSFの巨匠はすごいなと思います。その後も私達は「いつかコンピュータにすげ替えられてしまうのでは」とうっすら怯えている。
Facebookでは高山先生が、食事が口に合わない外国人患者のためウーバーイーツを注文する際の注意点を英語でChatGPTに書かせていました。
漫画家のうめさん、12歳の娘さんに作文を書く際に、家庭教師のように対話して指導するのに役立てた話も話題になりましたね。
私はブラウザはGoogle Chromeを使っているんだけど、アドインにChatGPTを入れたので、検索窓になにか入れるとGoogle検索とともにChatGPTも一緒に文章で答えてくれます。
Googleは画像とともに、右下のChatGPTは文章で教えてくれてお互いを補い合ってくれるようでいいですね。
相変わらずSpotifyに作った『昭和』というプレイリストの完璧を目指すべく、私は試行錯誤しているんだけど、「あれ?ラブストーリーは突然にって昭和?平成?」と思って調べました。
頼んでいないのに、にわかに架空のラブストーリーを語りだすChatGPT。
「ChatGPTは突然、自分の世界を語りだすことがあるんだ」と友達が教えてくれました。
長い説明の時に中途半端なところで勝手に文章を止めてしまい、「続き」と入れると何事もなかったかのように続きを語ります。
イラストを生成するAIも使ってみたいなーと思っていたので、どれがいいのかChatGPTに相談したけどよくわかりませんでした。
まず自分がなにを欲しているのか、なにをしたいのかを明確にしないと的確な答えを得られないことがわかりました。
「日本人で51歳の小児科女医、白衣を着ていて中に黄色いTシャツを着ている」、「スチームパンク」で生成された画像。
いくつかの中で一番気に入ったのでなにかに使おう。
「黄色いTシャツを白衣の下に着ている」というのをいくら言い換えても適切になりませんでした。
左手が植物になってるよ。
他のイラスト生成AIでは「(自分の)写真を80%参考にして、○○が描く絵っぽいポートレートを作って」などと言って描いてくれます。
コラムの挿絵や写真は、編集さんが選んでくれているんだけど、そのうちにAIに生成してもらうかもしれない。
やまもといちろうさんは既にそうしていますね。
長くなったので、つづきはまた後で。
以下はお知らせ
【マイナビ子育ての連載記事2つ】
おねしょが医療機関で治せるなんて知らなかった人がけっこういます。
また、親がトイレトレーニングをしなかったから、紙おむつを使っていたから、子供が甘えいているから…というのは間違いです。
解熱剤はどういうもので、どういうときに使ったらいいかというお話。
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