ある日の診察風景

お肌を診せに来た患者さん。

 

 

 

 

「うんうん、関節の皺がカサカサになったり赤くなったりしてかゆいんですね。両足を擦り合わせる…」

 

 

 

「じゃあ、いつもの保湿剤の上にこの薬を1日2回…」

 

 

 

 

「首に?いいですよ」

 

 

 

 

「首にも塗っていいですよ」

と振り返ったら、

 

 

 

 

ちょうどその瞬間に患者さんが寝たので、お母さんと「今ねるんだね!」と笑いました。

来た時からおとなしかったのは眠かったようです。

 

 

【最新記事】

子どものほくろ、気になりだすと心配ですね。

どういう点に着目したらいいかという話。

woman.mynavi.jp

 

 

【最新記事】

東京新聞中日新聞に連載させてもらっているコラム、こちらに転載されています。

園や学校で、子ども達がマスクを外したらどうなるかという話。

sukusuku.tokyo-np.co.jp

 

ponちゃんの良いアイディア

「朝早くに起きても、日中に眠くなっちゃうんだよ」

 

 

 

 

「だからギリギリまで寝ていることにしたの。」

 

 

 

 

「朝早くに起きても、日中に眠くなっちゃうから、」

 

 

 

 

「ギリギリまで寝ていることにしたの。」

 

 

 

 

「良いアイディアでしょう?」

って眠気に負けそうな弱々しい声で言ったponちゃんです。

2回繰り返して言うほど良いアイディアかどうかはわからないね。

 

2020年10月9日のツイートでした。

いずれにしろ睡眠を充分に取ることは大事だね。

 

 

本がモンゴル語に翻訳されてモンゴルで発売されました。なんの本でしょーか?

これでした。

 

 

こっちはこの本。

遠く離れたモンゴルの人たちにも役に立ったら嬉しいです。

 

 

【最新記事】書きました。こども家庭庁ができて、ちょっと調べたら不適切な保育が914件、虐待が90件わかったそう。保護者にはなにができるでしょうか。ぜひ、ご一読ください。

president.jp

 

 

【最新記事】排泄が思うようにいかないことは、尊厳を傷つけかねません。子どもにトイレに行くことをためらわせたり我慢させたりしてはいけませんという話。

woman.mynavi.jp

ChatGPTのこと3/3

このメディカルトリビューンの記事は会員でないと読めないかもしれなけれど、

対話型AIであるChatGPTに米国の医師資格試験(United States Medical Licensing Exam;USMLE)の問題を解かせ、

その結果、ChatGPTは特別な訓練や強化学習を行わずとも合格ラインに近い正答率を示し、整合性の高さや洞察も認められたという記事。

medical-tribune.co.jp

 

IBMが開発している医療用AI、ワトソンが実用に耐えないという記事が出たのは2018年。

gigazine.net

AIの進化は早い。

 

前回、AI機能をもったロボットが保育士になったり診療を担ったりしたらいいのにと書きましたが、いずれ少なくとも診療の一部は仕事を任せないわけにいかなくなるでしょう。

ヒトは6年間医学部で学び、医師国家試験を受けて、臨床経験を積んだ専門医になるけれど、あらゆる症状、あらゆるバイタルサインから鑑別診断を上げてその妥当性を考え、検査・診断をし、治療方針を決めなくちゃいけない。

それは、どう考えてもAIの方が漏れなく重複なくできるようになる。

先入観や間違った成功体験、私見がない分、ヒトよりいいかもしれない。

AIの医師は、患者さんや他の医療従事者へのハラスメントをしないし、不倫や金銭の授受といった問題を起こさないし、名声や権威を望んだりもしない。

どういう医者にあたるかという属人性が、患者さんの命運を分けることになってはよくないので、AIを使えば医療を受ける側にとって、大きなあたりはずれがなくなるのではないかな。

 

 

このニュースが不思議でした。

news.infoseek.co.jp

ChatGPTに優しい兄役になり励ましてもらう、家庭教師役をして指導してもらう、編集者として漫画のストーリー制作を手伝ってもらうというのはとてもいい使い方だと思います。

そういった利用方法を考えつく人を尊敬します。

note.com

 

こういった役割・立場を与えることと記事にあるような「人格を割り当てる」ことはどう違うんだろう?

悪人そうな人格、善人そうな人格を与えたとして、有害性はどう定量しているんだろう?

「人格を割り当てたChatGPTは、初期設定に比べて有害性が最大で6倍」…なんてどういうスケール?

 

 

この記事、「ChatGPTよりは『ちゃんとジーミーチー(地道)』」というダジャレに笑いました。

またフランケンシュタイン・コンプレックスや写真を撮られたら魂抜ける系の人なのかと危惧しましたが、平井伸治知事は情報漏えいを心配してのことらしい。

digital.asahi.com

たしかにそれはそうですね。

「泥臭いが地べたをはってでも集めた情報のほうに価値がある」に全面的に同意はしないし、そういった仕事が県の仕事の全てだとは思わないけれど、今はまだジーミーチーの方がいいのでしょう。

 

毎日、ChatGPTについて誰かの書いたブログやnoteや記事が出て、国が規制をしたり対策を立てたりしようとしているというニュースを見ます。

インターネット普及の前夜には、今の生活が想像できなかったように、AIが普及したら今の私たちが思いもよらない世の中になるんでしょうね。

 

 

GWは京都に行きました。石庭を見てみたかったので嬉しかった。

 

千年前から続くお店であぶり餅を食べました。これは一千年続く味だねと言いながら食べました。

 

 

【最新記事】
スマホ育児はいけない」と言われると真面目な人ほど追い詰められる気持ちになります。
スマホでもAIでも、なんでも付き合い方次第で悪くも良くもなります。
あんなに「ゲームをすると酷い人になる」と言われていた私たちは酷い大人になりましたか?

woman.mynavi.jp

 

母の友、今回私は「腹痛」についてお話ししています。

子供が急にお腹を痛がった場合、どういう理由が多くて、どう対処したらいいでしょうか。