この投稿が、↓ちょっとした炎上案件になっていたんですって。
要約するとパパが目を離したすきに赤ちゃんがベビーベッドから転落してしまった、普段と
変わった様子がなかったから怒られると思いママには言わなかった、イクメンの皆さん気を
つけましょうというものでした。このページの↓最後にその投稿が載っています。
赤ちゃんの落下事故、その時親はどうするべきか。小児科医 森戸やすみ先生に聞く
小児科外来をやっていると毎週…は来ないかな、月に1回はそういう子がいます。
転落して、ぶつけて、転んで頭をぶつけたという子です。
それだけの主訴でくることもあるし、風邪で来たけれどついでにそういうことがあってって
相談を受けたり、乳児健診のついでに先週実は頭をぶつけて…と言う感じで良くあることです。
だから、この記事はお父さんがうっかりしていたんだけれど、お母さんも怖い思いをしたという
人は多いはず。ぜひ、赤すぐのナイスな炎上対応の記事を参考にしてください。
子どもは思いがけないことをします。
でもやっぱり燃えどころ、突っ込みどころはたくさんあって、ネット上に公開する前に編集さん
が気づいてあげたらよかったですね。でも、その後の赤すぐのフォローのおかげで結果的に大勢の
人に対応策を知ってもらえることになりました。お子さんも大事に至らなくて幸いでした。
母たちによる突っ込みどころは↓ここに。
子どもの死因として0歳児で多い順に、人がどうにもできない染色体異常や未熟性による呼吸障害、
原因不明の突然死症候群の次が不慮の事故なんですね。
赤すぐに書いたように実際に転落での死亡は少ない。100万人くらいの出生のうち1人だから。
でも、病気はすぐに減らすことはできないけれど不慮の事故は努力で減らせます。
頭をぶつけた際に子どもの様子が明らかにおかしかったら、救急車や近くの小児科(この場合は
脳外科でも)に連絡しますね。でも多くの人が慌てているし、連れて行くほどのことなのかという
判断は難しいもの。子どもの事故に際しては以下の点を知っておいて下さい。
不慮の事故の際、医療機関に行くべきかどうか迷ったら、このような方法があります。
1)近くの医院・病院に電話する。
メリット:「それではすぐに来てください」という状態になった時に話が早い。「その症状は
うちじゃなくて●●さん(医療機関)にかかってください」などの情報も得られることがある。
デメリット:電話相談は医者が直接受けられない場合も多く、大体「心配なら来てください」と
いうことになるでしょう。でも「他へ行ってください」ということもあるし、電話相談は診療報酬
が生じないので責任の所在が不明確になります。適切なアドバイスが受けられなくても仕方ないと
思ってください。
2)#8000に電話する。
メリット:小児科の看護師や医師が対応して個別のアドバイスを受けられる。
デメリット:夜間や休日は繋がりにくい。どうしても混雑する時間があるようです。
3)こどもの救急サイトを見る。
メリット:いつでも繋がる。コンピュータで見る以外にアプリもある。
デメリット:個別の相談はできない。
4)普段から子どもを事故から守る!プロジェクトのメール配信を見ておく。
これは消費者庁がやっててとてもいい取り組みだと思うんだけど、全然知られていません。
手作り感のあるホームページには、0ヶ月から3歳までの月齢・年齢別にどういった事故が多いか
事故が起こった時にどういう点に着目して、対処法はどうで、どうなったらどこに連絡したら
いいのかということがまとまっています。
医療現場では大事故をアクシデント、ヒヤリハッと事故をインシデントと呼んで情報を共有します。
これは誰のせいかと責任を問うためではなく、どういう状況で事故が起こりやすいかを解明して、
事故を未然に防ぎお互いにカバーし合うため。子どもの事故も同じです。
月齢が同じだと大体同じような行動パターンになり、気をつけなくてはいけないことも似ています。
実際に事故に遭ってしまった親御さんの体験談も載っていて、とても貴重な情報が得られます。
登録すると週に一度、メールが来て「そうか、気をつけよう」という気持ちになるはず。
ぜひ、読んで情報をシェア、参考になると思ったら登録してみてはどうでしょう。無料です。
私が以前、家族でファミレスに行った時、隣のテーブルが騒がしいなと思っていたら子供が一人
椅子から落ちて大泣きしていました。若い母数人とその子供達で、母達は「どうする?」
「大変!救急車呼ぶ?」って言っていたので、やめてー!と思いました。日中でしかも都心で
だったから、小児科や救急外来をタクシーで受診するというのが正しいです。
でも、元気だったし大した高さからではないので、受診しても様子を見るだけだったと思うけど。
赤すぐの対応記事が話題になっていた時、この本に同じようなことが書いてあったとはてぶの
コメント欄に書いてくれた人がいました。鋭いですねー。↓
小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために
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