突然ですが、このツイートの意味がおわかりになるでしょうか。
ワクチンは悪だと考える人達がいて、自分の子供に打ちたくないそうです。
それを公にすると「ワクチンを打たないなんて虐待じゃないか」などと”彼ら”に批判されるため、予防接種歴の偽造をする医者になんとかしてもらうという話しらしいんです。(信頼のおけるバックボーンってなんだろう?)
私には、とても衝撃的な話です。それは犯罪だし、なによりそんな職業倫理に反することをする医者がいるということがショック。
その後、調べたんだけど虚偽診断書等作成罪、刑法160条にあたると思います。こういうやりとりをしていたらタケダエリーさんが教えてくれました。
本当に本当に、実際にそんな医者がいるの???ってとても怖くなりました。
さらに自分の子どもに牛乳を飲ませたくないために、母の言うままアレルギーではないのに除去食指示書を書く医者がいるようなんです。
……牛乳は身体に悪いと思い込んでいる人がいますが、成長期の子どもにとってはとても良いタンパク源です。本当に人にとって悪いものだったらこんなに世界中で飲まれているはずがないでしょう。↓doramaoさんの牛乳有害論への反論。
そしてさらにさらに聞いた、タケダエリーさんの知り合いは、牛乳を飲むと具合が悪くなることを医者に示すために子どもに「腐った牛乳を飲ませようかな。」って言ってたらしい。
もう、ここまでくると本末転倒というか、子どもの身体を守りたいんじゃなくて、自分の信条に従わせたい、子どもを自分の思うままにしたいだけとしか思えません。
医師は日進月歩の情報に触れて勉強をし、患者さんの不安や誤解をとくのが仕事ではないのか?怪しい陰謀論を信じて、あまつさえ犯罪的な行為をしていいのか?と義憤を感じます。
結局、その予防接種歴の偽造を行う医者というのは、私には特定できません。最前のツイート主はスピリチュアル系なようなので、その”良心的な”医者というのは反ワクチン主義者の希望的存在であり、そんなことをする医者は実在しないんだ、と願っています。
しかし、アレルギーにしてしまう医者はいます。アレルギー専門医は絶対にしないIgE高値だけ、あるいは母が申告する症状だけで書類を書く医者はいるんです。こちらは偽造ではないかと疑いをかけられても、故意ではなく診断能力がなかったという言い逃れができるし実際に、アレルギーのことをわかっていないで書く医者もいることでしょう。
でも、本来は子どもは食事制限はできるだけせずに、幅広くいろいろなものを食べた方がいいんです。
厳格な菜食主義やマクロビオティック、偏った食事が子どもの成長発達に問題を起こすという論文はいっぱいあります。成人でも健康障害が起こるようです。
極度の偏食によるビタミンB12欠乏と葉酸欠乏を伴った鉄欠乏性貧血の1例(原著論文/症例報告)
- Author:風間 啓至(NTT関東逓信病院 血液内科), 臼杵 憲祐, 曽田 学, 足立 裕子, 壹岐 聖子, 浦部 晶夫
- Source: 老年者造血器疾患研究会会誌 (0918-5593)9巻1号 Page7-10(2000.06)
不適切な食事環境により発症したビタミンD欠乏性くる病の2例(原著論文/症例報告)
- Author:横山 忠史(金沢大学 大学院医学系研究科血管発生発達病態学(小児科)), 荒木 来太, 清水 正樹, 岡島 道子, 新井田 要, 谷内江 昭宏, 小泉 晶一
- Source: 小児科臨床 (0021-518X)62巻2号 Page277-283(2009.02)
極端な玄米菜食主義者に生じた骨軟化症の1例(原著論文/症例報告)
- Author:山添 満里子(京都第一赤十字病院), 吉田 誠克, 巨島 文子, 小田 健一郎, 笠井 祥子
- Source: Clinical Calcium (0917-5857)11巻1号 Page92-96(2000.12)
長期にわたる厳格な玄米菜食者における血中ビタミンB12レベル(原著論文)
トンデモやニセ医療については、その存在が知られて話題になりつつあると思っているんですが、トンデモ食事療法というか、ニセ育児情報もなんとかならないものかと思います。( ´Д`)=3
doramaoさんこと道良寧子さんも執筆しているこの本、私は今日届くんだけれど
牛乳について書いてあるそうです。