フラジャイルっていうマンガは誰に薦めてもらったんだったかなあ?
TwitterでDr.ヤンデルがいいって言ってたからかな。話題だったので、例によって電子書籍で
まず買って読みました。
フラジャイル 病理医岸京一郎の所見(1) (アフタヌーンコミックス)
- 作者: 草水敏,恵三朗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/11/21
- メディア: Kindle版
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そして、大学時代からの同級生に小児科医で病理で学位を取ったのがいるんで、
「面白いよ!」って薦めたら…
「あんな病理医、いない。」…知っとるわ。マンガだから!(°ㅂ°҂)
確かにコウノドリのようなリアルさはないけれど、今までに取り上げられたことのない病理に
フィーチャーしたものって、いいじゃないのよ。
そして先日、その同級生と漫画家さんのかずはしともさんと会った時に「フラジャイルの
ドラマ見た?」って聞かれて自分が見逃したことに気づきました。ᵎ(-᷄८̻-᷅)
「で、でもあんたあんなの認めないみたいなこと言ってたじゃない…。」
「それが結構良かったのよ。」、「ねー。」ってあんた、女子?不機嫌な長瀬君が、意外に
イメージに合ってたんですって。
私は岸京一郎役はもっと意地悪そうで、瘦せぎすな人がいいなと思っていたんだけど長瀬君の
岸先生、良かったです。FODっていう1週間無料で見られる配信サービスがあるのね。
「君たちが医者でいる限り、僕の言葉は絶対だ。」って、格好いい!水曜日までにみんな
見たほうがいい。武井咲ちゃんも可愛かったし、森井君役の俳優さんは初めて見たけど、
野村周平君、森井君って感じだった。異様に親切でマメで、仕事ができる。
病理医というのは、ご存じない方のために簡単に説明すると医者の医者と呼ばれています。
医者は検査や手術で患者さんの組織を取って、病理医に診てもらいます。それが、炎症か
腫瘍性病変かでその後の治療方針が全く違いますね。ガンにしてもどこまで進行しているか
などはとっても重要。そういう風に組織を診て判断し、臨床医に繋げるわけです。
私が学生時代に先輩に聞いた話。「内科医はなんでも知ってるけれど、なんにもできない。
外科医はなんでもできるけど、なんにも知らない。病理医はなんでも知ってるし、なんでも
できるけど、患者はもう死んでいる。」なんでも知っているというのは、病気についての知識。
なんでもできるというのは、外科的な処置ができるということ。病理医は内科医の知識と外科医の
手技、どちらも持っている必要があるらしいです。患者はもう死んでいるというのは、
亡くなっている患者さんの剖検の場合。実際には、術中の迅速診断みたいにもちろん患者さんは
生きていますよ。
第二話が楽しみだな♪
私の従兄弟がやっぱり病理医なんだけど、自分の職場にマンガの取材の人達が来たって言って
ました。そういう意味でも親近感。
ネットで見たら今はあまりいい評判じゃないようなんだけど、私はお薦めです。