風疹予防に関するパブリックコメント

厚生労働省が、風疹の感染対策のために法律を変えるので、パブリックコメントを募集しています。あいかわらずpdfで読みづらい。

search.e-gov.go.jp

 

以下の3つの方法があるそうです。以下コピペ。

 

(1)電子政府の総合窓口(e-Gov)の意見提出フォームを使用する場合

パブリックコメント:意見募集中案件詳細」画面の意見提出フォームへのボタンをクリックし、「パブリックコメント:意見提出フォーム」より提出を行ってください。

※ご参考 電子政府総合窓口(e-Gov)http://www.e-gov.go.jp/

(2)郵送する場合

〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2

厚生労働省健康局健康課予防接種室宛て

(3)FAXの場合

FAX番号:03-3502-3099

厚生労働省健康局健康課予防接種室宛て

※FAXで提出される場合には、あらかじめご連絡願います。

健康課予防接種室 03-5253-1111(内線2380)

4. 御意見の提出上の注意

御意見については、件名に、「予防接種法施行令の一部を改正する政令(案)等について」と明記の上、日本語で御提出いただくようお願いします。

また、御意見については、御意見の対象とする資料及びその該当部分について必ず明記の上、御提出いただくようお願いします。

なお、個人の場合は、氏名・住所等の連絡先を、法人の場合は、法人名・法人の主たる事業所の所在地を記載してください(御意見の内容に不明があった場合等の連絡・確認のために使用します。)。また、提出いただいた御意見については、氏名、住所その他の連絡先を除き公表させていただくことがありますので、あらかじめ御了承願います。

 

私は以下のような意見を送ろうと思います。

政令案は問題ないです。風疹ワクチンを受けるのは、1歳代、小学校に上る前の1年間、それに加えて昭和37年4月2日〜昭和54年4月1日までの間に生まれた男性となります。これは、風疹感染者として大部分を占める、一度も予防接種を受けるように言われたことのない人たちです。

厚労省の省令案は、この点がよくないと思います。

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予防接種実施規則(昭和33年厚生省令第27号)(風しんの第5期予防接種)第5条 令附則第3項において読み替えて適用する令第1条の3第1項の規定による風しんの第5期の予防接種は、乾燥弱毒生風しんワクチンまたは乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチンを1回皮下に注射するものとし、接種量は、0.5ミリリットルとする。

 

www.asahi.com

この朝日新聞の記事によると、昭和37年4月2日〜昭和54年4月1日までの間に生まれた男性は1600万人。およそ20%に抗体がないので、風疹ワクチンあるいはMRワクチンを1回だけ受けるとしても320万本必要です(本来、2回受ける必要があるので、厳密には640万本)。そして、毎年第1期(1歳代)と第2期(就学前の1年間)の定期接種には200万本必要です。だから、少なくとも520万本必要なのに、2017年の生産量は250万本です。こないだある人と話したら、例年の倍くらいまでは増産できると聞きましたが、それでも足りません。

320万+200万−250万(あるいは500万)=−250万(〜−20万)(本)

 

第5期は1回しか受けないことも問題ではないでしょうか。2回受けるとしたら更に、

640万+200万−250万(あるいは500万)=−590〜−340万(本)

絶望的です。絶対的にワクチンは足りない。

 

対象年齢の1600万人に抗体検査をして、本当に抗体のない人だけに絞ろうという考えのようですが、時間と手間、費用のムダです。抗体が十分である人にワクチンを打ってもなにも問題はないので、検査せずにMRワクチンを打つべき。忙しい年齢の健康な人が、そう何度も医療機関に行くとは思えません。この案では、抗体のない人が十分な抗体を獲得するために余分な時間・手間・費用をかけ、遅らせることしかできません。無意味な検査です。

 

 

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EIA法では8未満が推奨。

 

このMRワクチン第5期を行う法律は2022年までの時限措置だそうですが、その間に該当する年齢の男性がすべてワクチンを受け終わるでしょうか?私は無理だと思います。

 

なので、上記赤字の部分を以下のようにするといいと考えます。

風しんの第5期の予防接種は、乾燥弱毒生風しんワクチンまたは風しんワクチンを含む混合ワクチンを1回皮下に注射する

こうすると海外のMMR、MMRVなどの混合ワクチンでもよくなります。緊急輸入して、風疹が話題になっている今のうちに少しでも多くの人が風疹を含むワクチンで予防可能な病気に抗体を持つべきだと思います。繰り返しますが、目的は風疹抗体価を上げることなので、手段は海外のワクチンでもいいはずです。

 

2019年1月24日までなので、メールで上記を送ります。