少し医者らしいこと

母達は小児科医になにを聞きたいか?

今度、うちの病院で私が新米お母さん達にお話する会を計画しています。 みんな、小児科医にどんなことを聞きたいかしら? 今も「1ヶ月健診までに知っておくとドキドキしないこと」というテーマで、産んで数日経った ばかりの女性達に毎週、お話をしています…

インフルエンザワクチン、効果がないの?

http://mainichi.jp/shimen/news/20150830ddm001040149000c.html このニュース、皆さん読みましたか? えっ?効果がないの?とタイトルだけ読んでインフルエンザワクチンを受ける人が減ってしまうのではないかと心配。よく読むとわかるんですけど、小学生ま…

小児二次救急とは(市区町村に望むこと2)

同僚が小児二次救急をやっていたところ、午前3時に電話がかかって来たそう。 「子どもが熱を出しました。風邪ではないかと思うし、 解熱剤は持っているけれど、明日両親とも仕事なので今かかれませんか?」 研修医で読んでいる人がいたら、この一文から問題…

何科にかかる?(市区町村に望むこと1)

「2歳の子供の足の爪が剥がれて出血していたら何科に受診すべきか」 爪の処置は普通は皮膚科ですが、骨も心配なほどひどく指全体を痛めているようなら、整形外科で爪と指を一緒にみてもらったほうがよいかもしれません。— Dr_Koala™(整形外科) (@Dr_Koala…

チョイスでいいの?

ある有名な方が、私の本をブログで紹介してくれました。 小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK‐間違った助言や迷信に悩まされないために 作者: 森戸やすみ 出版社/メーカー: メタモル出版 発売日: 2012/12/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 2人 …

女性自身

今日、2015年7月14日発売の週刊女性自身7/28号に載りました。 週刊女性自身 2015年 7/28 号 [雑誌] 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2015/07/14 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 先日の毎日新聞の記事に関連した話です。 毎日新聞 - Jasmine Caf…

出産にまつわる諸問題

先日の記事↓に、現在の周産期の問題を指摘するコメントを「あらすからっこ。」さんから頂いたので、コメント欄ではなくブログentryでお答えしようとお見ます。 <a href="http://yasumi-08.hatenablog.com/entry/2015/07/06/120000" data-mce-href="ht…

毎日新聞

毎日新聞、朝刊で母乳についての連載が始まりました。 今日は第一回で、私の受けたインタビューが載ってます。 Web版 ↓ http://mainichi.jp/shimen/news/20150709ddm013100003000c.html 同じ記事のYahoo!ニュース ↓ <母乳と育児>あふれる情報に振り回され……

カリフォルニアではワクチンをしないと学校に入れない

私は誤解をしていて、アメリカの学校・幼稚園・保育園は全て予防接種をしていないと入れないのかと思っていました。宗教上の理由や親の信条で、免除される州が結構あるんですね。 http://www.ncsl.org/research/health/school-immunization-exemption-state-…

母乳の通販について

母乳は確かにすばらしい。6ヶ月未満の子どもは母乳以外のものを飲む必要がありません。 完全栄養だし、9割近くが水なので喉が渇いた時でも白湯やお茶を上げる必要もありません。 感染予防にもなります。発展途上国だけでなく先進国の中産階級でさえ母乳栄…

何でも母のせいにしがち

「背中に広がる異所性蒙古斑」というある写真のコメントが気になり、webで調べました。背中とお尻にあるのは普通の蒙古斑で、それ以外が異所性と呼ばれると思っていたので。 そうしたら、背中の下部と臀部以外にあるものはみんな異所性と呼ばれるらしい。ネ…

ビタミンC点滴

私が最近、好きな元アナウンサーの書いた本を楽しく読んでいたところ、ちょっと気になる部分がありました。「疲れを取るために定期的にビタミンCの点滴を受けている。美白にもいいらしいしお薦め。」だというんです。疲れは主観的なものなのできっと疲れが取…

母乳について地域での支援

こういう本があるんです。 母乳育児支援スタンダード 第2版 作者: NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会 出版社/メーカー: 医学書院 発売日: 2015/03/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る とても勉強になる。母乳の専門家でもある産婦…

非実在医師であってほしい話

突然ですが、このツイートの意味がおわかりになるでしょうか。 ワクチンは悪だと考える人達がいて、自分の子供に打ちたくないそうです。 それを公にすると「ワクチンを打たないなんて虐待じゃないか」などと”彼ら”に批判されるため、予防接種歴の偽造をする…

増えている子どものくる病

去年の東京小児科医会で私は初耳だったんですが、日本の子どもにくる病が増えているそうです。今年の日本小児科学会でもそういう話題があったので、今日はその話をしようと思います。 骨の強度を保つカルシウムの調節には、ビタミンDが必要です。ビタミンDは…

離乳食、あれこれ

病院新聞の記事を書くのに先日、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」を見ていました。 「健やか親子21」公式ページ 生後5-6ヶ月に「なめらかにすりつぶした状態の食物を初めてあげること」が離乳の開始。 日本人は離乳食を7割の人がコメから、5-6ヶ月…

モテ期

乳児健診をしていると、こんなお母さんがいました。 「上の子もまだ手が掛かるし、この子は泣いていても放っておかなくちゃいけない ことがあったりして本当にかわいそうで申し訳ないんです。上の子にもこの子にも。」 こういう時、きょうだいのどちらの要望…

緊急時、周囲に輸血を募ること

前回の記事、はてブコメントがいっぱいついて数人がちょっと誤解があるかな?と思う部分があるので、続きを書きます。 まず事故の際「同じ血液型の人、集まってください。」ってことは、実際にはありません。 日本で輸血製剤を作る日本赤十字社は、安全な血…

血液型は空欄でいいんです

年度末だったので、こないだまで「書類に欄があるから血液型を調べて下さい。」という患者さん(の保護者)が何人かいました。 保育園・幼稚園・学校の書類以外でも防災頭巾や名札なんかにも、血液型を書く場所を設けています。(検索してあまりの多さにちょ…

今日の天使1

1歳11ヶ月の男の子が外来を受診しました。 お母さんはカラーコンタクトをして革ジャンを着て格好いい。 私「今日はどうしました?」 母「咳と鼻水が出るんです。」 子「(咳と鼻水が出るの)ねー。」お母さんが言った言葉を理解するような年齢じゃ ないけれ…

韓国語版 小児科医ママの「育児の不安」解決BOOK

小児科医ママの「育児の不安」解決BOOKの韓国語版!が届きました。 もう、発売されているようです。 ようですっていうのは、たぶん「2017年2月16日第一刷発行」と 書いてあるんだと思うけれど、私が韓国語を一つも読めないので 確かめようが無いんですね。 …

いつからの発熱ですか?

「(予診票を見て)今日はお咳と鼻水が出るんですね。」 「この熱はいつから出てるんですか?」 「咳が出始めた頃からです。」 「そのお咳は、いつからなんですか?」 …これはわかるとして…(あんまりわかんないけど)、 「今日は鼻水がちょっと出るくらいで…

視覚化するとわかりやすいワクチンの話 2

以前にアメブロでこういう記事を書いたんですけど、 <a href="http://ameblo.jp/february-chocolate/entry-11501350903.html" data-mce-href="http://ameblo.jp/february-chocolate/entry-11501350903.html">『視覚化するとわかりやすいワクチンの話』…

麻疹は移りやすい

いつも勉強になる堀成美さんのツイートでこんなのがありました。 インフルエンザどころじゃない麻疹の感染拡大力 "@Eurovaccine: A person w/ #measles infects an average of 12-18 uninfected people. pic.twitter.com/EjsA80fenr"— 堀 成美 (@narumita) 2…

治癒確認

少なくなりましたけどインフルエンザがまだ流行ってますね。 外来にいると新たな感染よりも治癒証明書がほしいという子が多いです。 「発熱した日をゼロ日と数えて、発症から1, 2, 3, 4, 5日って…」 「先生、それ8月のカレンダーです。」 「えっ?」 手がと…

子どもの便秘

私は日本医師会に入っているんですけれど、日本医師会雑誌に ついてくるポスターがいつもいいなと思っています。 これなんか、とてもわかり易いですね。 http://dl.med.or.jp/dl-med/people/plaza/398.pdf 子どもにも、便秘ってあります。 小さい子は、うん…

寒さと乾燥でカサカサした肌に。

今日、いつものように産んだばかりのお母さん達10人 くらいにお話していたところ、私の中では超有名なのに 知っている人が誰もいなかった話なので、 はてなに移ってから初めての医療記事を書きます。 国立成育医療研究センターのアレルギー科 大矢幸弘先生達…